弟を踏む
朝起きて、寝る前までやってたパソコンを片手に居間に降りた。
我が家では居間に寝袋が置いてあって、それが広げられていたので、寝袋を踏みながら歩いたら、ぐにゃっとして「痛っ」という声がした。
床がぐらぐら動いて私は片手にパソコンを持ったままバランスを失った。弟が居間のカーペットの上で、寝袋を体全体にかけて寝ていたのだ。なぜ自室で寝ないのか。何の訓練なのか。
弟は怒らせると面倒なので「うわ~ごめんご~」と謝った。弟は「一歩目で気付けよ」と怒った。そんなの軍人じゃなきゃ無理だろ。
私は弟をふくらはぎ→背中の順で踏んだらしい。母に「さっき弟ちゃま踏んじゃったの~」と話したら弟は「何が起こったのかと思ったわ」と怒っていたが、それは私の台詞だ。
※写真AC様より画像をお借りしました。
本の内容があまりにも私に合っていたので、
BOOK・OFFの存在を忘れてしまい、楽天ブックスで単行本を買いまくった。
川上弘美様の書く世界が大好きなので、これからも活躍して欲しい。