なぜ母は喫茶店に連れて行ってもらえないのか?
パッパは山菜取りが趣味なのですが、その帰りに喫茶店に寄った、と話したら、
マンマが「私は喫茶店に連れて行ってもらったことがない」と言いました。
じゃあ何で私は連れて行ってもらえるのかというと、犬を研究したからです。
パッパは子供の運動会には絶対に行かないのに、犬を病院へ連れていくために仕事を休んでいました。
私は「パッパには自分以外を大切にする機能が付いていないのでは?」と思っていたんですが、
あの毛が生えた四足は超大切にされていました。
パッパは「おっかさんが物を言わないものを大切にしろと言ってたから」等と言ってましたが、
私は「犬を真似したら私も大切にされる可能性がある」と踏んで、
犬を研究しました。
犬は、パッパが会社へ行くときに「一緒に連れていけ」と騒ぎ、
パッパが帰宅すると「シャッチョさんさびしかたよー」と騒ぎ、
パッパが近くにいないときは常にパッパを探し、
草刈りをするパッパを草陰で見守り、
パッパに耳を洗ってもらうときは全力で嫌がっていました。
犬「お父さんはどこ?」
なので私も犬と一緒に「お父さん会社に行っちゃいやだよ」と騒ぎ、
夜ドアが開く音がした瞬間に「あ、お父さんだ!」と言いました。
パッパ大喜び。言うのはタダです。
だから喫茶店に連れて行ってもらえたんじゃないでしょうかーせんさー。