マッマ、鳥を洗う
先日喉を痛めて病院へ行き、漱石が3人旅立ちました。
二度と喉を痛めないようにするために、首にストールを巻くことにしました。
しかし、あかよろしにはお金がありません。
困り果てて部屋を見まわしたところ、棚に掛けている埃除けの布に気付きました。
「これでいいじゃーん」とひらめき、洗濯物ボックスに入れておきました。
マッマがその布を洗って干したところ、十年分の埃が絡み合って塊となり、鳥の羽のような質感になってポロポロと落ちました。
マッマは鳥が大嫌いなので「あんた何を入れたの?鳥?鳥洗っちゃった!」と騒いでいました。
私は説明するのが面倒だったので何も言いませんでした。
洗った布はガサガサで、首に巻けるような代物ではありませんでした。