嘘とエンタメ
まぁまぁ好きだったツイッターアカウントあって、
私が好きだったのは「暑くてTバックで唐揚げしてたら火傷した」とかそういうツイートだったんですけど、
中学生の息子が不登校で悩んでるとか親の介護で大変とか書いていて、
その辛さを笑いに変えるってとこが好きだったんですけど、
何か合わなくなって見るの止めてたら、
その息子との会話について、
「子供がそんな気の利いたこと言うわけないだろ、ていうかツイート全部妄想じゃね?」つってイナゴに叩かれて炎上してアカウントを消してしまいました。
人物は確かに実在してると私は思うけど、
確かにツイートはたまに創作臭かったけど、息子は英語で話してるんだし、アメリカのホームドラマとか見てるとドキッとするようなセリフで〆ることもあるしね。
今見たらアカウント生き返ってんだけど。
富樫の漫画には賢い(ように見える)キャラがたくさん出てくるけど、そのキャラの賢さは富樫の賢さを越えられない。富樫はキャラを賢く見せる仕掛けを考えるのがうまいから、そこら辺を読者は意識しないで済む。
テイラー氏の息子の発言も、テイラー氏の賢さの中に納まってるか、「テイラー氏が賢いと思うようなこと」しか言わないから、私も魅力を感じなくなって、ネットイナゴに叩かれたんじゃないかなと思う。
この話は前も書いたと思うけど、年末にマンマとテレビ観てたら、
犬を飼っているご老体が「歳を取って歩くのがつらいので家の中で杖を使おうとしたら、犬がぶたれると思うらしくて杖を噛んでくるので、仕方なく家の壁に手すりを付けるリフォームをした」と話していて、私たちはめっちゃ笑って、
「さっきまで見ていたバラエティーより面白いね」と言い合った。
大抵の場合は創作の方が面白いけど、たまに起こる面白い事実の方が破壊力が高い。